ガラスビーズの種類
シードビーズ
テグスなどで編んでいくタイプのガラスビーズ。
特小、丸小、丸大ビーズなどがあります。世界では、日本、チェコ、フランス、インドの4か国だけが製造しています。国内ではTOHOやMIYUKI、松野グラスビーズの3社のみが制作していて、その品質の高さ(輝き、穴や形の均一さ)は世界トップクラス!! TOHOやMIYUKI ビーズは手芸屋さんで手に入りやすいですが、松野グラスビーズは基本海外向けのため国内では手に入りにくく、手芸屋さんにも置いていません。粒の形がほぼ揃っている国内産ビーズはモチーフを作るのに適しています。
海外製のシードビーズは、国内産に比べると安いです。 粒の形は国内産に比べて不揃いですが味があります。
ノーマルガラスビーズ
ガラスでできたビーズ。いろんな形があります。
とてもキラキラしていて綺麗です。
貴和クリスタルビーズ(スワロフスキー社製のガラスビーズ)
1895年に設立された ジュエリー&アクセサリーブランド スワロフスキー社製のビーズです。 クリスタル・カットの技術で輝きの美しいビーズです。お値段はちょっとお高いです。
2021年秋からは国内では貴和製作所さんでのみお取り扱いとなります。
(※こちらの写真は2020年に撮影しているため貴和製作所さん以外での購入品となります。)
チェコビーズ
チェコで作られているガラスビーズです。
ヴェネチアンビーズが始まりで、製法がいろいろあるため、種類も色数も豊富。ファイアポリッシュ(FP)はポピュラーでどのお店にもよく置いてありますが、色が多いので同じ色のビーズが置いていないことも。他の種類のビーズはお店によって少しずつ品揃えが違ってくるので、欲しい形や色のチェコビーズがどこに売っているのか探すのはちょっと大変。
ミルフィオリ
模様の入った長細いガラス棒を数ミリの厚さに切ったビーズ。直訳すると「千の花」。
イタリア発祥のビーズでいろんな色の花模様が入っておりとても綺麗。
ランプワークビーズ(とんぼ玉)
ガラスを光熱で溶かし、混ぜ合わせて成型したビーズです。海外でも日本でも作られています。日本ではとんぼ玉と呼ばれることもありますが、日本古来の本来のとんぼ玉は、その製法が途絶えてしまっているため、現在作られているとんぼ玉は海外のランプワーク技術を参考に作られています。
ヴェネチアンビーズ
イタリアのヴェネチアで作られたガラスビーズ。 もともとは、ムラーノ島で制作されたビーズを指していました。金箔が中に入っていている物や、花柄のガラスを集めて一つのビーズになったもの(ミルフィオリ)があります 。独特でとても美しいです
アメリカンティアドロップビーズ
アメリカ製ランプワークビーズ。形状が、しずく型で一つ一つ形が違います。
インドビーズ
インド産のガラスビーズ。金箔が入っているものや、すりガラス風のものがあります。手作りで作られるため形、大きさは不均一。
キャッツアイビーズ(ガラス)
猫の目(キャッツアイ)風に作られたガラスビーズ。光を受けて一本線の筋が入るのが特徴です。
吹きガラスビーズ
熱で溶かしたガラスを吹いて作られるので、中が空洞のためとても軽いです。割れやすいため取り扱い要注意。
ジャワビーズ
名前の通りインドネシアのジャワで作られたビーズ。
(青い花柄のビーズは中国製。。)
色合いがはっきりくっきりしていてエキゾチックです。
ヴァセリンガラスビーズ(ウランガラスビーズ)
超微量のウランを混ぜたガラスで製造されたビーズです。LEDブラックライトで黄緑色に綺麗に発光します。朝焼けや夕焼けの紫外線でもわずかに発光します。1830年頃に製造され始め、第二次世界大戦頃にいったんなくなりますが、最近また製造され始めています
ウランと言えば放射能をイメージし、人体に悪影響を及ぼすのでは?と心配ですが、ヴァセリンガラス(ウランガラス)に含まれる放射能は超微量で、自然界に存在する程度の量なので体に害は特にありません。
カラーチェンジビーズ(アレクサンドライトビーズ)
ネオジウムを混ぜたガラスで製造されており、アレクサンドライトビーズと呼ばれています。スワロフスキー社製やチェコビーズ製があります。光源により色が変わるので、カラーチェンジビーズとも呼ばれます。太陽や白熱電球のもとでは薄紫色(ラベンダー色)、蛍光灯の下では淡い水色に変化します。
カラーチェンジビーズ(カンタロープ)
LED、白熱灯、蛍光灯、自然光と光源によって色合いが変わるビーズです。持って歩くと色が変わっているのがわかり、面白いビーズです。
インタリオビーズ
彫刻のような技法が施されたビーズです。手作業で色付けされていて絵が浮き上がって見えます。とても美しいです。ヴィンテージ品となります。
インタリオ(イタリア語: Intaglio)とは、沈み彫りの技法、またはその技法が施された美術・工芸作品
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